犯罪係数
個人の精神状態や心理傾向などを数値化した指標。一定値を超えると「潜在犯」と判定され、犯罪を犯す前でも社会から排除や拘束の対象となる。
来歴
犯罪係数とは、アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する数値で、個人の精神状態や心理傾向などから算出される、罪を犯す見込みの度合いのことを意味する。街頭や施設に設けられた計測器によって日常的に読み取られ、規定値を超えた者は潜在犯として扱われる。
測られるのは、その人が何をしたかではなく、今どのような精神状態にあるかである。精神状態は「色相」と呼ばれる指標として可視化され、その濁り具合などをもとに犯罪係数が算出される。強い怒りや恐怖、深い抑うつも数値を押し上げるため、犯罪の被害に遭った者が、その動揺によって係数を上げてしまう場面も描かれる。作中の社会では、この数値が就職や居住にも影響し、人々は自分の内面が澄んだ状態にあるよう、日々の心の持ちようを整えて暮らしている。
測られる側は、測られていることを前提に生きるようになる。犯罪係数という設定が示しているのは、まだ罪を犯していない人を将来の可能性だけで裁いてよいのかという問いである。
出典
PSYCHO-PASS サイコパス Production I.G / 2012
人の心理状態が数値化され、〈犯罪係数〉によって犯罪が起きる前に裁かれる社会。シビュラシステムが人々を管理する未来で、刑事たちが正義と制度のあいだで揺れる。
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