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物語

シビュラシステム

人間の心理状態や適性をすべて数値化し、職業から犯罪の可能性までを判定する管理システム。社会は、この“見えない裁定者”に委ねられている。

来歴

シビュラシステムとは、アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する社会管理システムを指す。人々の精神状態を「犯罪係数」などの数値として計測し、適した職業を割り当て、犯罪の見込みを判定する。行政の判断も司法の裁定も、最終的にはこのシステムの出す答えに委ねられている。

人々は、その判定を疑わない。適性に従って進路が決まることは、迷わなくてよいことでもあり、公平だと受け止められている。物語が進むにつれ、このシステムがどのような仕組みで判断を下しているのかが明かされ、委ねられていた「客観性」の内実が揺らぐことになる。

決定を機械に預けると、誰に問い返せばよいのかが分からなくなる。シビュラシステムが描いているのは、判断の負担から解放された社会の快適さと、その快適さが、問い返す作法を失うことと引き換えに得られているという事実である。信頼しているのか、それとも依存しているのか、その違いは普段の生活からは見えない。

出典

PSYCHO-PASS サイコパス Production I.G / 2012

人の心理状態が数値化され、〈犯罪係数〉によって犯罪が起きる前に裁かれる社会。シビュラシステムが人々を管理する未来で、刑事たちが正義と制度のあいだで揺れる。

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