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物語

ドミネーター

職業適性から犯罪の可能性までを数値化して判定するシビュラシステムと接続している拳銃装置。対象者の犯罪係数に応じ、麻酔弾から致死弾へ自動で切り替わり、その判断そのものはシステムへと委ねられている。

来歴

ドミネーターとは、アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する携帯型の装置で、シビュラシステムと接続された拳銃を指す。銃口を向けると対象の犯罪係数が判定され、数値に応じて、相手を麻痺させる非致死の出力から、致死性の出力へと自動的に切り替わる。

引き金を引く者に、選ぶ余地はほとんどない。撃つかどうかを決めるのは携える者だが、どう撃つかを決めるのはシステムである。作中では、この装置を渡された捜査官たちが、自分の判断とシステムの判断が食い違う場面に繰り返し立たされる。

道具の設計に判断が組み込まれると、使う者の責任はあいまいになる。ドミネーターが示しているのは、暴力が正確さを増すほど、それを行使した人間が「自分がやった」と引き受けにくくなるという構造である。手にあるのは銃だが、決めているのは手ではない。

出典

PSYCHO-PASS サイコパス Production I.G / 2012

人の心理状態が数値化され、〈犯罪係数〉によって犯罪が起きる前に裁かれる社会。シビュラシステムが人々を管理する未来で、刑事たちが正義と制度のあいだで揺れる。

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