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物語

プログラム

無作為に選ばれた中学生のクラスが、最後の一人になるまで殺し合いを強いられる政府の制度。

来歴

プログラムとは、高見広春の小説『バトル・ロワイアル』に登場する国家の制度で、無作為に選ばれた中学三年生の一クラスが、最後の一人になるまで殺し合うことを強いられる仕組みを指す。生徒には首輪が付けられ、逃走も棄権も許されない。

この制度は戦闘実験という名目で説明される。だが物語が描くのは実験の成果ではなく、昨日まで隣に座っていた相手を疑いはじめる速さのほうである。信じようとする者、先に手を出す者、抗おうとする者に分かれていく過程が、生徒一人ひとりの事情とともに書き込まれていく。

規則そのものは単純で、暴力を振るうのは生徒たちである。国家は場を用意し、条件を示し、あとは見ているだけでよい。プログラムという制度が示しているのは、人を争わせるのに憎しみを植えつける必要はなく、生き延びる道を一つに限ればそれで足りる、という設計の冷たさである。

出典

バトル・ロワイアル 高見広春 / 1999

無作為に選ばれた中学生のクラスが、孤島で最後の一人になるまで殺し合いを強いられる。〈プログラム〉と呼ばれる国家の制度のもと、極限に置かれた少年少女を通して管理社会の恐怖を描く。

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