文学やアニメ、映画、思想など、「ディストピア」に関連する言葉のギャラリーです。

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思想

フィルターバブル

アルゴリズムが「見たいだろう情報」ばかりを選んで届けることで、一人ひとりが泡(バブル)のように狭い世界へ閉じ込められる現象。

来歴

フィルターバブルとは、活動家のイーライ・パリサーが著書で示した言葉で、利用者ごとに最適化された情報が届けられることで、一人ひとりが泡のように狭い視界の中に閉じ込められていく状態を指す。

仕組みそのものは、利用者にとって便利なように作られている。関心のありそうな情報を上位に表示し、興味のなさそうなものを下げる。だが、どのような選別が行われているのか、何が表示されなくなったのかは、利用者からは見えにくい。自分が見ている景色そのものが編集されたものだと気づく手がかりは、画面の上にはほとんど残らない。

同じ言葉で検索しても、人によって違う結果が表示されることがある。その違いを比べる機会がなければ、自分の見ている世界が、そのまま世界の姿なのだと思い込みやすくなる。フィルターバブルが問題にするのは、隠された情報の中身だけではない。何かが隠されていること自体に気づきにくくなる、その構造なのである。

出典

イーライ・パリサー(提唱)