レプリカント
人間と見分けがつかないほど精巧に造られた人造人間。危険な労働を担わされ、寿命を四年に制限され、反抗すれば「解任」(殺害)される。
来歴
レプリカントとは、リドリー・スコットの映画『ブレードランナー』に登場する人造人間を指す。複製品を意味するレプリカと同じ語源の造語だ。外見も感情も人間と見分けがつかないほど精巧に作られ、危険な労働や過酷な環境での作業に充てられる。反乱を防ぐため、寿命は4年に限られている。
地球へ逃げ込んだレプリカントを見つけ出し、「解任」と呼ばれる処分を行うのが主人公の職務である。判別には、質問への感情の反応を測る検査が用いられる。人間かどうかを問う手続きが、共感の有無を測ることでしか成り立たないという設定は、この作品の主題そのものでもある。
追われる側は、破壊されるためではなく、生き延びる時間を求めて逃げている。作品終盤でレプリカントの一人が語る記憶と経験の言葉は、失われるのが単なる機能ではなく、その存在が積み重ねた時間であることを示している。
出典
ブレードランナー リドリー・スコット / 1982
人間と見分けのつかない人造人間〈レプリカント〉が造られた近未来。逃亡したレプリカントを追う捜査官デッカードを通して、「人間とは何か」を問いかける。フィリップ・K・ディックの小説が原作。
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